TY51822r3 (Switch Science mbed BLE) 1st step

Switch Science officially announced new mbed BLE module so called "mbed TY51822r3".
https://www.switch-science.com/catalog/2574/ (as of Feb. 20th, '16, only Japanese page is available)
I luckily got it as alpha version in advance.
They will start official delivery on Feb. 24th, 2016 (I'm not sure outside of Japan deliver schedule).


サンプル1

スイッチサイエンスが2月24日に発売するというmbed TY51822r3のα版を入手しました。
興味を持たれて購入した方が、直ぐに動かせるプログラムをいくつか紹介したいと思います。
昨年暮れに、太陽誘電のモジュールを使ってBLEのプログラムを作り始めた初心者です。
/users/kenjiArai/notebook/ble--tytaiyo-yuden-module-for-mbed/
手作り基板で動作確認を始めた1月初旬に先ず直面したのは、「どうiPhoneから確認すればよいのか?」という点でした。
例えば、このプログラムを公開しています。

Import programBLE_EddystoneBeacon_w_ACC_TY51822

Run on TY51822r3 board with ACC sensor (LIS3DH or BMC050)

最初は、動作確認の方法すらわかりませんでした。
結果として下記のiPhone用無料ソフトウェアで確認できることがわかりました。
https://itunes.apple.com/us/app/physical-web/id927653608?mt=8
私は、iPhone6で確認していますが、iPadでも動作するようです。
上記のプログラムは、STMの加速度センサーLIS3DHを使用して、ボードがどの向きで置かれているかを重力加速度で判断して、6種類の違ったWebページをiPhoneにビーコン発信しています。
下記の写真で表示内容を確認ください。
/media/uploads/kenjiArai/phyweb1.jpg /media/uploads/kenjiArai/phyweb0.jpg
ビーコン受信中に6方向に変えるとそれぞれの履歴が残って、WEBアドレスを知らせてくれますので、そこをクリックするとそれぞれのページにSafariが案内してくれます。
TY51822r3を入手したら、先ずは何も接続しないで下記変更で動作させてみてください。

変更箇所

#define NOT_USE_ACC             1
#define CHK_ACC                 0
#define NEED_CONSOLE_OUTPUT     0 

下記のように加速度センサーを取り付ければ、6方向の検出が出来ます。
大きな双六をつくり、数当てのおもちゃを作ることも出来ますね。
/media/uploads/kenjiArai/ty51822r3_w_acc0.jpg


サンプル2

BLE関連のプログラムは、mbed上での開発でも思ったより抽象化されていないためにハードルが高く感じます。
もう少し簡単に、やりたいことに集中できると素人には助かるんですけどね。
覚悟を決めて、動作しているプログラムを色々と読むしかないのかなと思いつつあります。
そこで、nRF51822のレジスタなどを確認するプログラムを作ってみました。

Import programBLE_nRF51822_Monitor

This is a monitor program for BLE NRF51822 chip. You can check memory, register and system information.


Tera termのような、通信プログラムを用意し9600bpsで接続すると、下記のような情報を表示出来ます。
/media/uploads/kenjiArai/teraterm.png
レジスタの内容を、「nRF51 Series Reference Manual」を参照しながら確認してみると理解が深まると思います。
但し、mbedの生成されたHEXファイルには、Nordic製SoftDeviceが含まれていて、nRF51のRadio部分やRTCなど主要な周辺機能を独占して使用しており、アクセスに制限があり見えない部分もあるので注意してください。


サンプル3

もうひとつのサンプルも、外付けの追加ハードウェアは不要です。
ボードを入手後、直ぐに試すことが出来ます。
先ずは、iPhone側のソフトを入手します。
https://itunes.apple.com/jp/app/nrf-toolbox/id820906058?mt=8
このソフトで、下記のように準備します。
/media/uploads/kenjiArai/uart2.jpg /media/uploads/kenjiArai/uart1.jpg /media/uploads/kenjiArai/uart3.jpg
mbed側は下記をコンパイルして動作させてください。

Import programBLE_Temp_Vdd_via_UART_TY

Only for TY(TAIYO YUDEN) Module


iPhone側ではSTEP1でTY51822r3を探して接続します。
STEP2でログを見に行くと下記のように、電源電圧やチップの温度をUART経由で知らせます。
/media/uploads/kenjiArai/uart0.jpg


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