(21)トラ技mbedで温湿度計(HDC1000ライブラリ)

(21)HDC1000(HDC1000 library)

概要

  • HDC1000用の制御ライブラリです。
  • 2つの付録基板を活用します。
  • トランジスタ技術2014年2月号の付録基板(実験基板)
  • トランジスタ技術2014年3月号の付録基板(トラ技mbed)
  • 実験基板は表示機として使用します。LPC810は外しておきます。

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仕様(spec.)

  • HDC1000は温湿度センサーです。
  • 湿度測定範囲:0%から99.9%
  • 湿度精度:±3%
  • 湿度データ:14ビット
  • 14ビットデータを計算すると湿度になります。
  • 温度測定範囲:-20℃から85℃
  • 温度精度:±0.2℃
  • 温度データ:14ビット
  • 14ビットデータを計算すると温度になります。
  • I2Cアドレス(7ビット)は0x40(プログラム上の表記は0x80)

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HDC1000メンバー関数

関数名用途引数戻り値
HDC1000 hdc1000(P0_5, P0_4)インスタンス生成SDA, SCL-
HDC1000 hdc1000(i2c)インスタンス生成i2c-
hdc1000.humidity()湿度データvoidunsigned short
hdc1000.temperature()温度データvoidunsigned short
  • インスタンス生成はどちらかの方法で行います。i2cを継承することもできます。
  • 湿度データ、温度データともにあえて16ビットデータを取得するようにしています。
  • 浮動小数点を扱えないマイコンへの移植が困難になるからです。

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mbedソフトウェア

  • サンプルプログラムはmbed_HDC1000です。
  • mbed_HDC1000_LPC11U35_501.binを書き込みます。

トラ技mbedのプログラム書き込み方法

  1. ISPボタンを押しながらRESETをON/OFFします。
  2. PCにUSBストレージとして認識されます。
  3. firmware.binを削除します。
  4. バイナリファイルをコピーします。
  5. RESETを押します。

接続

  • HDC1000のVdd(1)をmbedの3.3Vに接続します。
  • HDC1000のSDA(2)をmbedのSDAに接続します。
  • HDC1000のSCL(3)をmbedのSCLに接続します。
  • HDC1000のGND(5)をmbedのGNDに接続します。

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著作権と免責事項

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